「売却不可のジョカトーレ」

昨シーズンよりビアンコネーリに加入したFWフェデリコ・キエーザは、今年に入ってからポテンシャルを発揮し、イタリア代表でも“止まること”はなかった。

欧州選手権でも、昨シーズンのユベントス同様に苦しい試合展開で得点を奪い、アッズーリ（イタリア代表の愛称）にとって53年ぶりとなるタイトル獲得に貢献したひとりだろう。

大会を通じ、成長をつづけたキエーザには欧州のメガクラブからビッグオファーが届いているようだ。

イタリアメディア『Sportmediaset』など多数メディアは15日、チェルシーとバイエルン・ミュンヘンがユベントスの背番号「22」の獲得を狙っていることを報じた。

同様メディアなどは「バイエルンはEURO2020で活躍したキエーザに8000万ユーロのオファーを準備している」

「昨夏に引きつづき、今夏のメルカートでも大型補強を目論むチェルシーも1億ユーロのオファーを惜しまないだろう」と主張する。

イタリア紙『TUTTO SPORT』ほか多数メディアは16日、上記の2クラブに加えマンチェスター・シティとリヴァプールも“参戦”したことを伝えている。

同紙などは「マッシミリアーノ・アッレグリ監督は、ユベントスの首脳陣にキエーザを『売却不可のジョカトーレ』にしたい意志を伝えている」

「また、4-2-3-1、もしくは4-3-3のシステムで重要な役割を期待している。あらゆるオファーも今後は拒否するだろう」と主張した。

現在バカンス中のキエーザだが、英気を養い、アッレグリ監督が率いる“新チーム”への合流を期待したいところだ。