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「『心配するな』とは伝えた」

来シーズンよりふたたびビアンコネーリを率いるマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、黄金期を築いた智将だ。

このイタリア人監督以前に「黄金時代」をユベントスにもたらしたのは、マルチェロ・リッピ氏をおいて他にはいないだろう。

現在73歳になるリッピ氏が率いた1990年台と2000年台初頭はUEFAチャンピオンズリーグ（CL）をはじめ多数タイトルを獲得している。

ワールドカップも2006年に獲得した名将が、かねてよりアッレグリ監督の手腕を高く評価しているのは周知のとおりだ。

イギリスメディア『Sky Sport』ほか多数メディアは15日、リッピ氏の“展望”を伝えている。

現在、開催中の欧州選手権など多数の話題に丁寧に答えた73歳のレジェンドには、当然「来シーズンのユベントス」について話題が及ぶ。

すると「アッレグリの復帰は賢明な選択だと思う。ユベントスは長年勝利を収めてきたから、『賭け』に出たんだ」

「当然といえば当然だが、賭けは最悪ではなかった。だが、2年間の冒険を総括して『“今”は確実にいくべきだ』という考えになったと思うね」

「堅実に勝利を積み重ねることを望むのなら、アッレグリ以外の適役はいない」と強い信頼を口にした。

「マックス（アッレグリの愛称）とは話したか」と問われると「少しだが、話した。『心配するな』とは伝えたよ」

「それを聞いた彼は笑っていたよ。私の持論になるが、ユベントスに復帰した監督は勝者になることが多いんだよ。歴史的にもね」と述べ、周囲の笑いを誘った。