ユベントスなどESL残留組への処分は無し…スイス司法省、UEFAと反対の見解示す
2021/06/08
telegraph
マドリードの商事裁判所の判決というのは、ESL構想の創設が発表された直後の4月20日にマヌエル・ルイス・デ・ララ判事によって出された判決だ。
同判事は当時、UEFAとFIFAに対してESL構想を阻止する行為、及び当該クラブの選手、役員に対するいかなる懲戒処分も行うことを禁止するという判断を下している。
また、デ・ララ判事は、UEFAとFIFAが自由競争とは反対にある支配的な立場にあるとし、自らの独占的地位を守るために競争相手を脅迫することは違法であると強調。
そこで、独占を禁止しているEUの法律にFIFAとUEFAが違反しているかどうかを問うため、同判事はルクセンブルクの欧州司法裁判所(ECJ)に質問状を送ったと報じられている。
とはいえ、万一トレホン氏の発言が裏付けられたとしても、UEFAとFIFAがスイス司法省の通達に従うかどうかは不明のようだ。
先月25日、ESL構想を支持する3クラブに対して懲戒処分の手続きを開始することを発表したUEFA。
果たして3クラブへの懲戒処分の手続きを中止するのか、それとも処分を下すまで法廷で戦い続けるのか、どのような判断を下すのかに注目を集めそうだ。
コメント
前にもコメしたけど、EU法は絶大ですね。
クラブと選手の関係をガラリと変えたボスマン判定。
そして今回は、連盟や協会とクラブの関係を大きく変えようとしているスーパーリーグ構想。
EUの理念を考えれば、連盟側に有利な事柄は少ないと思う。
EUの自由競争違反に対する制裁金は◯億ユーロ単位だから、連盟側は下手は打てないし。。。
UKは、EU離脱してるからプレミアのクラブは、危機察知能力は流石と感心する。
真っ先に逃げ出して罰則も受け入れたプレミア勢はみっともない
でもUEFAもFIFAも最大級の組織であることに変わりはないからなぁ。このまま裁判所司法省の判断を無視して「懲戒手続き」を強行するかもしれないと思うと不安。
来シーズン開始前までになるはやで収束していただかないと、補強放出策と来シーズンの戦力に影響が出る。
もはや、意図的に事態を長引かせて来シーズン以降の3クラブの、ヨーロッパ内における影響力を下げさせるために強行な姿勢を取り続けているのかとすら最近は思えてきている。さすがに違ってほしいが。
そらそうだ