【JJパジェッレ】セリエA第38節 ボローニャ対ユベントス
著者:J-JOURNAL 編集部 オキナウェーゼ・宮城
ユベントスが4発快勝! 最終節は劇的な結果に
セリエAの第38節が現地時間23日に行われ、ユベントスはアウェイでボローニャと対戦。
来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場権が懸かった重要な一戦で、ビアンコネーリのアタッカー陣が爆発。4-1で試合を制している。
リーグ5位で最終節を迎えたユベントスは、逆転でのCL出場圏を目指す。
すると、開始早々の6分にいきなりゲームを動かす。右サイドでアルバロ・モラタのヒールパスを受けたデヤン・クルゼフスキが、エリア内の深い位置まで侵入し中央へとボールを送る。
後方から走り込んできたアドリアン・ラビオがそれを受けて左足でシュート。これはクロスバーに直撃するも、詰めていたフェデリコ・キエーザがこぼれ球を押し込んで先制に成功した。
攻撃の手を緩めないユベントスは、さらに29分に追加点を上げる。
パウロ・ディバラが敵陣バイタルエリアへと走り込み、右サイドのウェストン・マッケニーからボールを引き出す。
そのままエリア内でDFを一人交わし、並走していたモラタへGKの頭上を越えるループパス。それを背番号「9」が難なく決めてリードを2点に広げた。
勢いに乗るビアンコネーリは前半終了間際にも鮮やかなコンビネーションから加点。
ディバラの縦パスがスイッチとなり、キエーザ、クルゼフスキと繋がり、最後はラビオがGKとの1対1を冷静に沈めた。
3点のリードで試合を折り返したユベントスは、反撃を狙うボローニャを4点差へと突き放す。
後半開始から間もない47分、モラタがGKヴォイチェフ・シュチェスニーのフィードを受けてエリア内に走り込む。そのまま左足を振り抜いてドッピエッタを達成した。
その後、ビアンコネーリは選手交代を交えながら試合のバランスを保つ。85分に隙を突かれ1点を返されるも、途中交代で入ったGKカルロ・ピンソーリオのビッグセーブもあり連続得点は許さず。
今季最後の試合を勝利で終え、他会場で行われていたナポリがヴェローナに引き分けたことで4位に浮上。滑り込みで来季のCL出場の切符を掴み取った。
【試合結果】
ボローニャ 1-4 ユベントス
【得点者】
6’ キエーザ
29’ モラタ
45’ ラビオ
47’ モラタ
85’ オルソリーニ
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点【6】、基本的には15分以上のプレーで採点
tuttosportユベントス 【7】
キエーザの先制ゴールを皮切りに、モラタ、ラビオと続き、前半の内に3-0。さらに、後半開始早々にはモラタがドッピエッタを達成して試合の行方を決定付けた。この日のビアンコネーリはモチベーションが高く、攻守のトランジションも早い。新加入選手たちも「個」ではなく「チーム」として機能していた。CR7抜きでの完璧な試合運び。最終的には順位表でも劇的な結末になった。最終節を最高の形で締め括り、新たなシーズンに期待が高まる。
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