【JJパジェッレ】セリエA第36節 サッスオーロ対ユベントス
著者:J-JOURNAL 編集部 オキナウェーゼ・宮城
ユベントス、先発出場のブッフォンがPKストップでチームを救う
セリエAの第36節が現地時間12日に行われ、ユベントスはアウェイでサッスオーロと対戦。
アドリアン・ラビオとクリスティアーノ・ロナウド、さらにパウロ・ディバラにゴールが生まれ、得意とするマペイ・スタジアムで3-1と勝利を掴んだ。
試合は開始わずか15分で動きを見せる。この日先発したユベントスのCBレオナルド・ボヌッチが、エリア内でジャコモ・ラスパドーリを倒し、サッスオーロにPKを与える。
しかし、ドメニコ・ベラルディの蹴ったボールをGKジャンルイジ・ブッフォンが見事なセービングで防ぎ事なきを得た。
そして、両者ともにチャンスを作りながら試合の均衡を破ったのはユベントスだった。
28分、右サイド付近でボールを受けたラビオがバイタルエリアを疾走。相手のマークを掻い潜りながら左足を振り抜き、ビアンコネーリに先制点をもたらした。
さらに互いに攻め合いながら迎えた前半アディショナルタイム、先制弾を決めたラビオがC・ロナウドへ絶好のヘディングパスを送る。
ボールを受けた背番号「7」はDFのマークをものともせず、GKとの1対1を落ち着いて決め、ユベントスがリードを2点に広げた。
しかしビアンコネーリは、後半59分に気の緩みからサッスオーロのFWラスパドーリにゴールを許し反撃の糸口を掴まれかけるも、ロドリゴ・ベンタンクールの投入で流れを引き戻すことに成功。
迎えた66分には、カウンターのチャンスからディバラがチームの3点目を決めて試合を決定付けた。
その後も攻撃の手を緩めなかったユベントスは最後まで相手の反撃を抑え、勝ち点3獲得に成功している。
これによりユベントスの勝ち点は72。残り2節を残してナポリ(4位)との勝ち点差は1ポイント、アタランタ(2位)とミラン(3位)とは3ポイント差となっている。
【試合結果】
サッスオーロ 1-3 ユベントス
【得点者】
28’ ラビオ
45’ C・ロナウド
59’ ラスパドーリ
66’ ディバラ
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点【6】、基本的には15分以上のプレーで採点
ユベントス 【6.5】
前節ミランに敗れ、今節はどんな形であれ勝利が必要だった。チームのメンタル的な部分と、そしてCL出場権のためにも……。ただ、ブッフォンのPKストップはチームの士気を高めたが、そこには「運」もあった。結果的にスコアは3-1。C・ロナウドとディバラはユベントスでの100ゴール目を決めた。それでも易々と得点を許しているのは以前から問題視されているところ。最後まで気を引き締めなければ次節のインテル戦で勝利はない。
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