【JJパジェッレ】セリエA第35節 ユベントス対ミラン
著者:J-JOURNAL 編集部 オキナウェーゼ・宮城
ミランに3失点で完敗…苦境に立つユベントス
セリエAの第35節が現地時間10日に行われ、ユベントスはホームでミランと対戦し、0-3と敗れた。
来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を懸けたライバル同士の対戦は、前半アディショナルタイムに動く。
左サイドでミランにFKのチャンスを与えたユベントスは、その流れからブラヒム・ディアスに鮮やかなシュートを決められ失点。拮抗した試合の中で、嫌な時間帯に相手にリードを奪われる。
さらに後半に入り、反撃に出るビアンコネーリをさらなるピンチが襲う。
56分、ジョルジョ・キエッリーニがエリア内でハンドを犯してPKを献上。
それでも、このピンチには守護神ヴォイチェフ・シュチェスニーが立ち塞がり失点を免れた。
しかし、同点を目指して攻勢に出るユベントスだったが、得点を奪えないまま迎えた78分、ミランに追加点を奪われる。
負傷したズラタン・イブラヒモヴィッチに代わりピッチに入ったアンテ・レビッチに華麗なミドルシュートを沈められ、その差は2点に。
さらに直後の82分には、セットプレーからフィカヨ・トモーリにヘディングでのゴールを叩き込まれ万事休す。
ビアンコネーリの反撃も虚しく試合はそのまま終了。3失点した上に、勝ち点3を失い、CL出場権の4位以内からも転落している。
今季のカンピオナートは残り3試合。次節、ユベントスは8位のサッスオーロとアウェイで対戦する。
【試合結果】
ユベントス 0-3 ミラン
【得点者】
45’+1’ B・ディアス
78’ レビッチ
82’ トモーリ
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点【6】、基本的には15分以上のプレーで採点
ユベントス 【4.5】
互いにハイレベルの攻防を繰り広げ、どちらが先に得点しても不思議ではなかった。しかし、残念ながら先制点を上げたのはミラン。ユベントスは自分たちのミスから失点し、崩れた。ただ今のチームの問題は反発する意欲が薄いこと。後半はチームに連動性がなく、空中分解寸前だった。いや、もしかしたらすでに分解していたのかもしれない。そんなチームに前節のような「運」は舞い込んでこない。止まない雨はないが、今のチームは梅雨の真っ只中にいる。そんな感覚だ。
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