【JJパジェッレ】セリエA第29節 トリノ対ユベントス
著者:J-JOURNAL 編集部 オキナウェーゼ・宮城
キエーザ弾で先制も勝利を掴めず…
セリエAの第29節が現地時間3日に行われ、ユベントスは敵地でトリノと対戦し、2-2と引き分けた。
通算202回目となった「デルビー・デッラ・モーレ(トリノ・ダービー)」は、その名のとおり互いに譲らない激しい展開となる。
幸先よく先制したのはユベントス。13分にFWアルバロ・モラタとの連携プレーでゴール前に侵入したMFフェデリコ・キエーザが、技ありのシュートでトリノゴールを破る。
それでも、一歩も引かないトリノは27分、FWアントニオ・サナブリアがユベントスのGKヴォイチェフ・シュチェスニーの弾いたボールを押し込んで同点。
その後、サイドを起点に敵陣に迫るユベントスだが、GKサルバトーレ・シリグを中心とした5バックの守備に苦戦。試合を1-1のまま折り返した。
すると後半開始早々、ビアンコネーリを待ち受けていたのはベネヴェント戦と同様、不用意なミスパスによる失点だった。
MFデヤン・クルゼフスキのバックパスがサナブリアに奪われ、そのままエリア内に侵入されて2点目を献上。ユベントスが追い掛ける展開となる。
そこから守るトリノに対し反撃に出るビアンコネーリは、81分にFWクリスティアーノ・ロナウドのゴールで試合を振り出しに戻すも、最後まで勝ち点3には届かず。
首位インテルとの勝ち点差は12。スクデットどころかUEFAチャンピオンズリーグの出場権を争う状況となっている。
【試合結果】
トリノ 2-2 ユベントス
【得点者】
13’ キエーザ
27’ サナブリア
46’ サナブリア
79’ C・ロナウド
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点【6】、基本的には15分以上のプレーで採点
ユベントス 【5.5】
前半早々にキエーザとモラタのコンビネーションで先制点を奪取。そのまま勢いに乗るかと思われたが、失点とともに失速してしまった。チームで戦う相手を崩すには、チームとして連動したプレーが必要不可欠。この日は個と個を結びつけ、攻撃のスイッチを入れる司令塔役が不在だった。トリノ・ダービーをきっかけに浮上するどころかCL出場権すらリスクに晒されている。早くこのトンネルから抜け出したいところだ。
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