「ディバラが戻ればさらなるアレンジ」

ビアンコネーリが3-1で勝利したカリアリ戦だが、チームを率いるアンドレア・ピルロ監督は期せずして“手応え”を掴んだのかもしれない。

イタリア紙『Corriere dello Sport』は17日、ベネヴェント戦でもカリアリ戦で挑んだ布陣で臨み、今後の基本布陣になる可能性を示唆した。

同紙は「FWフェデリコ・キエーザとMFデヤン・クルゼフスキの両MFの起用は、ピルロに新たな着想を思いつかせたはずだ」

「FWパウロ・ディバラが起用できず、ファンタジーは消えるが、キエーザとクルゼフスキは労働者のように走れ、イタリア代表FWはときに“殺し屋”になれる」

「守備時にも戻れる両者だが、攻撃時にはFWクリスティアーノ・ロナウドとアルバロ・モラタと4人が“横一列”に並ぶ」

「ピルロは、この『4人のFW』になる陣形を気に入っていたはずだ。何より結果を出している」

「クリスティアーノのテクニックに加え、プロビンチャが相手とはいえ、試合開始32分以内での3点リードは偶然でない」と新布陣を解説した。

また「インターナショナルウィーク明けに復帰が見込まれているディバラだが、背番号『10』が戻れば、この攻撃陣に奥行きをもたらすだろう」と期待を寄せた。

来シーズンもユベントスを率いることが濃厚視されているピルロ監督だが、まずは攻撃布陣の確立を考えているのかもしれない。