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「偶然の問題」

ジネディーヌ・ジダンは現役時代、ビアンコネーリで才能を開花させ、移籍したレアル・マドリーで選手生活にピリオドを打った。

そして監督として白い巨人（レアル・マドリーの愛称）に招聘されると、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）3連覇の偉業を達成。

すでに「名将」のひとりとして数えられているジダンだが、メディアを賑わしているFWクリスティアーノ・ロナウドと、自身もプレーしたセリエAについて言及した。

イタリア紙『TUTTO SPORT』は16日、レアル・マドリー対アタランタとの試合後のジズー（ジダンの愛称）のコメントを伝えている。

クリスティアーノの移籍について問われたレアル・マドリーの指揮官は「ロナウド？ 彼は現在ユベントスの選手だ」

「私から話すことは何もないし、静かにしておくべきだよ」と愛弟子を思いやり、記者たちをその質問から遠ざけた。

今シーズンのCLではベスト16に3チームが勝ち進んだイタリア勢だが、ベスト8へ進出するチームは「0」の可能性が高くなっている。

セリエAの問題点について問われたジダンは、「問題はないと思うけどね。それに何かが欠けているとも思わない。競争力だってある」

「実際、昨シーズンはアタランタの調子は良かったはずだよ？ 我々はベスト16で敗退しているしね。結果は相性など、偶然の問題にすぎないよ」

「それにセリエAは良いリーグだし、ヨーロッパでも充分強いよ。イタリアは間違っていないと思うし、CLは運もあるよ」とエールをおくった。