苦しんだユベントス、後半ピルロ監督の交代策が奏功しスペツィアに3-0の快勝!
ファーストタッチで先制点を奪取!
後半、先に好機を作ったのはユベントス。MFウェストン・マッケニーがGKへのバックパスを拾うシーンを作るが、決めきることができない。
その後もビアンコネーリが試合の主導権を握り、スペツィア陣内でプレーする時間を増やしていく。
すると59分、クルゼフスキの鋭いクロスにクリスティアーノが合わせるも、わずかに合わない。
先制点を奪いたいアンドレア・ピルロ監督は61分、マッケニーを下げFWアルバロ・モラタ、フラボッタを下げFWフェデリコ・ベルナルデスキを投入する。
この交代が奏功する。61分、サンドロのフィードにベルナルデスキが抜け出し、クロスを上げるとモラタがダイレクトで合わせネットを揺らす。
しかし、この得点は取り消されるがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)により、認められ待望の先制点を奪取する。
この得点から怒涛の攻撃を繰り返すが、スペツィアも体を張り、追加点を許さない姿勢をみせる。
それでも71分、MFアドリアン・ラビオのパスにベルナルデスキが左サイドを抜け出す。
カットインし、PA内中央で待つキエーザへ。一度はGKの攻守に阻まれるも体を投げ出し蹴り込み、追加点を決める。
直後の72分にピルロ監督は、キエーザを下げMFアーロン・ラムジーを投入し、殊勲のイタリア代表FWを休ませる。
ゴールが欲しいクリスティアーノは78分、絶好の位置からFKを狙うがGKのファインセーブで防がれる。
その後も攻め込んだビアンコネーリは87分、MFロドリゴ・ベンタンクールのパスに抜け出したクリスティアーノにも待望の得点。
直後88分、ピルロ監督はクルゼフスキを下げSBアレッサンドロ・ディ・パルドを投入し、逃げ切りを図る。
試合終了間際の94分、DFメリフ・デミラルがVARによりPKを献上するも、GKヴォイチェフ・シュチェスニーが見事ストップ。
前半戦こそ苦しんだイタリア王者だったが、ピルロ監督の采配もあり、勝ち点「3」奪取に成功した。
▼試合結果
ユベントス 3-0 スペツィア
▼得点者
アルバロ・モラタ 62’ A:フェデリコ・ベルナルデスキ
フェデリコ・キエーザ 71’
クリスティアーノ・ロナウド 89’ A:ロドリゴ・ベンタンクール
著者:J-JOURNAL 山口 努
コメント
ベルナの躍動が嬉しい。ついにやってくれた。この活躍を続けてアンチを黙らせて欲しい。
ロナウドが点とったことであまり注目されないと思うけど、最後のシュチェスニーのpkストップ、さすがですね。なんか相手には申し訳ないけど入れられる気がしなかった。デミラルのブロックにも相当助けられた。
あと、ベンタンクールとラビオの縦の関係性が見えたのは大きいですね。アルトゥールがいない現状ここが整理されれば、前への厚みが出るし後ろの選手がプレーしやすくなる。
試合の最初の方は集中力高いスペツィアにやりたい放題されてたけど、徐々にペースを掴んでいってやりたいサッカーが少しずつ出来るようになってきたし、そういう意味では色々言われてたピルロ監督の試合中の修正力が、監督力が上がってきたと思う。次のラツィオ(でしたよね?)に勝ってさらに弾みをつけたいですね!