ユベントス、3年連続の赤字決算…。今夏のメルカートに影響も
2020/09/12
la Repubblica
金融負債は3億8520万ユーロ
ユベントスは、今年の初めに起きたCOVID-19のパンデミックの影響により、2019/20シーズンの決算を大赤字で終えたようだ。
イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』など複数紙が11日、その内容を報じている。
今年6月30日に締めた2019/20シーズンの決算がこの日、ビアンコネーリの取締役会で承認されたようだ。
これによると、クラブは前年度の損失を3150万ユーロも上回る7140万ユーロの損失を計上し、2017/18シーズン(-1920万ユーロ)、2018/19シーズン(-3990万ユーロ)に続き3年連続での損失を計上する結果になったとしている。
また、総収入も5億7340万ユーロと前年度の6億2140万ユーロに比べて4800万ユーロも減少したようだ。
そのユベントスは昨年10月、競技面の競争力維持、国際的なブランドの強化、経済的な地盤固めという目的のために『3億ユーロ』という莫大な増資計画を株主総会で発表した。
これを承認したビアンコネーリは、今年の1月に実施したその大規模増資、さらには監督や選手たちの給与カットにより約9000万ユーロを節約できたおかげで損失の被害を最小限に留めることができたという。
しかし、年々増加する総年俸費と選手の『無形固定資産の減価償却費』、つまり移籍金を契約年数で割った年間のコストによって過剰に負担されている状況を再調整するにはそれだけでは十分ではなかったようだ。
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