「ピルロについて議論の余地はない」元ユベントスCBモンテーロが明かす新監督とは…
「重要なのはリスクを恐れないこと」
今夏のユベントスは、マウリツィオ・サッリ監督の後任にアンドレア・ピルロを据えるサプライズ人事で周囲の話題をさらった。
監督未経験のピルロに、トップチームの指揮官という重役を任せたクラブの選択には、いまだ懐疑的な意見が飛び交っている。
しかし、元ユベントスのDFパオロ・モンテーロにとっては古巣の決定に驚くことはなかったようだ。
イタリアのラジオ番組『Radio Sportiva』のインタビューに応じたモンテーロは、この元イタリア代表MFのパーソナリティについて語っている。
イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』が21日、そのコメントを伝えた。
「ピルロ? 僕らは世界レベルで重要な人物について話していると言えるね。外部から見てもユベントスはポジティブな変化を選んだ」
「彼について議論の余地はないよ。経験が不足しているという人もいるが、それは何の意味もなさない」
「重要なのはリスクを恐れないということ。彼には才能があり、フオリクラッセ(規格外の選手)としての経験もある」
「そして、カリスマ性を持っていることは誰もが知ることさ。彼が望んでいることを理解させるために言葉なんて必要ないはずだよ」
「私と彼はコヴェルチャーノの監督養成コースで出会った。ピルロは非常に有能な人物で、話をしなくても彼の考えが理解できたほどさ」
現役時代、クラッシャーとして対戦相手から恐れられたモンテーロは、1996年から2005年の間、ビアンコネーリの選手としてプレーした。
ユベントスが持つ“勝者のメンタリティ”をよく知るこのCBのレジェンドから見ても、ピルロは独特の存在感を放っていたようだ。
迎える新シーズン、ユベントスの新指揮官はどのようなチームを作り上げるのだろうか。期待は膨らむばかりだ。