アッレグリ「可能ならバイエルンは避けたい」
アッレグリとブッフォンが試合後のインタビューに応える
ユベントスの指揮官マッシミリアーノ・アッレグリは、今季7月にトリノ入りし、2つの目標を掲げていた。1つはスクデットを獲得し、セリエA4連覇を成し遂げること、そして2つ目はチャンピオンズ・リーグでベスト4に入ることだ。
ユベントスは現在リーグにおいて、残り7試合となっており、2位のフィオレンティーナと15ポイント差となっている。そして、CLベスト4に進出を決めた。そして、勝てば10年振りの優勝となるコッパ・イタリア決勝を控えている。
「前監督であるコンテが確立したチームを引き継ぐことと、コンテを愛していたファンに受け入れて貰うことが、どれ程難しいかを理解してここに来た。しかし、私は今幸せだ。我々はCL準決勝という舞台に戻って来れたんだ。」
さらにアッレグリは対戦相手についてもコメントしている。「避けたいチーム?3チームとも強豪だ。もし選択をすることが出来るなら、バイエルンは避けたいね。」
ユベントスが前回ベスト4に進出したのは2002-2003シーズンだった。準決勝でレアル・マドリードを下し、決勝でミラン相手に惜しくもPK戦の末敗れた。当時のメンバーで、今も同じユニフォームを着ているのはGKジャンルイジ・ブッフォン(37)だけとなる。
主将のブッフォンもモナコ戦後のインタビューに応えた。「この舞台に戻ってくるのに、これほど時間がかかるとは思ってもいなかった。それは誰も予想できなかっただろうね。でも我々はやっと戻って来たんだ。」
ユベントスが準決勝で敗退することを予想している人もいるだろう。しかしそんな人たちは、ユーべからゴールを奪うのがどれほど難しいかを知らないのだろう。特にユベントス・スタジアムで、ファンと共に戦うユーべは鉄壁だ。CLの決勝トーナメントでユーべからゴールを奪ったのは、ドルトムントのマルコ・ロイスだけだ。しかもそれは、DFキエッリーニがスリップして与えてしまったチャンスだった。さらに、指揮官のアッレグリは試合の流れ適切に読み、3バックと4バックを自在に使い分ける。その上、きっちりと統率が取れているため、相手FWはユーべのDFをかく乱するどころか、抑え込まれ決定機を掴めなくなる。
今季ユーべで最も調子が良いのは、FWカルロス・テベスだ。合計40試合で26ゴールをあげており、おそらくキャリアで最も良いシーズンを過ごしている。CL準決勝でも、テベスの活躍は必須となるだろう。そして、負傷離脱している若きスターのポグバだが、準決勝に間に合う見込みで調整中とのこと。準決勝はベストメンバーで臨みたいところだ。