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延期になったユーロ出場を見据える

ユベントスが追い求めているローマの逸材がトリノにやって来る日は、まだ先のことになりそうだ。

イタリア紙『Il Messaggero』は現地時間6日、MFニコロ・ザニオーロ（20）のコメントを掲載。

同選手がジャッロ・ロッソに対する愛情を示したことで、噂されていたユベントスへの移籍は否定される形となった。

ザニオーロは、「ローマは僕にとってのすべてだ。ベルナベルでのデビュー戦から始まり言葉では表せない感動を与えてくれた」

「（スタディオ・）オリンピコでのプレーは嬉しかったよ。それにティフォージからの愛情を感じたんだ」とイタリアの首都でのキャリアに満足感を示す。

さらに、「だからチームを変える必要があるとは思っていない。まだ何年もここ（ローマ）に残れることを願っているよ」と移籍の噂を否定している。

また、セリエA第19節のユベントス戦で負った膝のケガにより長期離脱中のこの若きアズーリは、「皆が家に閉じ込められポジティブな感情を抱くのは難しい」

「とても困難な時期だよ」と新型コロナウイルスによる現状を嘆く。

それでも「もう一度ユーロ出場に期待が持てることは本当に嬉しいことさ。そのときには100%のコンディションに持っていきたいね」と前向きに捉えた。

ユベントスが以前より獲得を試みているイタリアの“至宝”だが、現時点ではローマ一筋。

セリエAでデビューを果たしたチームと共に、キャリアを積み上げていきたいと考えているようだ。