UEFA、新型コロナウイルスの影響を受け今夏のメルカートは12月まで引き伸ばしか
2020/03/29
Al Bawaba
クラブの財政も考慮
新型コロナウイルスの猛威は、人々の日常を壊し、欧州のフットボールシーンのカレンダーを狂わしている。
欧州選手権(EURO)2020は2021年に延長され、各国リーグ戦の再開もいまだ不透明な状況となっている。
欧州フットボール連盟(UEFA)はこの状況を踏まえ、今夏のメルカートを例年の“9月”までではなく12月まで引き伸ばすことを検討しているようだ。
イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』は28日、その詳細を報じた。
同紙は「『リーグ戦終了がいつになるか』は、各国リーグの運営者、クラブ、監督、選手、そしてティフォージにとっても不明のままだ」
「EURO2020は延期され、7月、もしくは8月まで2019/20シーズンがつづくことは確実となっている」
「夏までシーズンが行われると所属選手の契約期間を“またぎ”、各チームが練り上げてきたメルカートの計画が狂う」
「UEFAは混迷を極める今シーズンに限り、メルカートを従来の7月から12月まで拡張する案が考えている」と主張する。
さらに「この提案が可決されれば、各クラブは所属選手たちと新たにチームに加わるジョカトーレを“品定め”ができる」
「『品定め』の期間が伸びれば、クラブの収入を上げることもでき、場合によっては支出も抑えられることもできる」
「ジョカトーレにとっても朗報になる。それまでの評価を覆す“時間”となるからだ」と付け加えた。
新型コロナウイルスの影響を受け、各クラブが収入を減らしているなかで、この“妙案”はフットボールを微力ながら救うことになるのだろうか。
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