MOM：C・ロナウド 【7】
4戦連発（CLを含めると5戦連発）の“絶好調男”がこの日も3ポイント獲得に貢献。相手DFの飛ぶ力を利用した打点約3mの驚異のヘディングシュートで決勝点をマークした。またサンプドリア守備陣との駆け引きやボールを持った際の仕掛けなど、豊富なアイデアを随所に見せている。

ブッフォン 【6.5】 
パオロ・マルディーニに並ぶセリエA通算647試合出場達成のメモリアルゲームを勝利で飾った。無失点とはいかなかったものの、サンプドリアの枠内シュートを安定したステップワークで抑えた技術は言わずもがな。次に目指すのは記録更新だ。

ダニーロ 【6】
ポジションを上げてプレーすると共に前線でのプレッシングにも積極参加。FWやMF陣とのバランスを考慮しながらボール回しに加わった印象が強い。79分には自陣でのパスミスからカプラーリにシュートを打たれる場面もあったが、デミラルの好対応で事なきを得た。

デミラル 【6】
身体能力を生かした激しい守備はこの日も健在。勢い余って反則となる対応もあったが、90分通して見れば及第点。粘り強い守備の“餌食”となったカプラーリ（後半アディショナルタイムにデミラルとのコンタクトの末退場）が怒り心頭したのも頷ける。

ボヌッチ【6.5】
持ち味の一つであるカバーリングの上手さが光った試合。前半は目立たなかったものの後半はロングボールによる展開も増え、相手のDFラインを下げる役割を果たした。予期せぬところで失点を喫したが、カピターノとしてチームに安定感を与えている。

A・サンドロ（82分までプレー）【6.5】
ディバラの華麗なボレーシュートをピンポイントクロスでアシストするも、その後軽率なプレーで失点に関与。それでも、決勝点となったC・ロナウドのゴールも生み出しミスを帳消しにした。終わってみれば、ゲームの得点すべての“アシスト”を記録している。