ムヒタリアンに関して、ドルトムントに2000万ユーロ提示
2015/01/21
この噂に前指揮官も言及。移籍を促す
ガラタサライMFウェズレイ・スナイデル(30歳)の獲得“失敗”により、新たなターゲットにシフトチェンジを図ったことがメディアにおいて噂されているユベントス。これまでトップ下やFWを含める多くの前線の選手が報道されてきた。
その中の可能性の1つであるドルトムントMFヘンリク・ムヒタリアン(25歳)に関して、昨日『Tutto Sport』は、新たな情報を追加している。また、ムヒタリアンの前指揮官であるシャフタール・ドネツクのミルチェア・ルチェスク監督のこの件に関するコメントも掲載した。
報道によると、ムヒタリアンの代理人を務めるミーノ・ライオラ氏には先週コンタクトを取ったと思われ、冬季マーケットでの移籍に対して処理すべき様々な案件の話し合いを行ったようである。そのため、ドルトムントが合意すれば早急に移籍に向けた手続きを行える準備はしているとのことだ。一方、ユベントスはドルトムントに対しても交渉をスタートさせているとのことであり、同メディアは、ムヒタリアン獲得に際し、シーズン終了まで200万ユーロでレンタルしたのち、1800万ユーロの移籍金で買い取りオプションを行使するという内容でオファーを提示した可能性があるようだ。
しかしながら、ドルトムントサイドとしては、現在直面している窮地(現在ブンデスリーガ17位)とこの先に待ち構えているチャンピオンズリーグを考慮すると、戦力ダウンにリスクがあるから冬季マーケットでの退団は計画していないようである。さらに、チャンピオンズリーグ・決勝トーナメント初戦の相手がユベントスであることも退団を計画していない一因であろうとしている。
また一方で、ムヒタリアンの前クラブであるシャフタール・ドネツクのミルチェア・ルチェスク監督がこの噂について言及している。ルチェスク監督はユベントスが、スナイデルよりもムヒタリアン獲得を目指すべきであると語っている。
「ドルトムントが彼を退団させるとは考えづらい。しかし、彼がユベントスに加入したとしても私は驚かないよ。なぜなら彼はドルトムントの愛情を必要としており、そしてドルトムントからのすさまじいプレッシャーを受けているからね。彼のドルトムントでのサイクルは終わったと言って良いだろう。」
「彼はジョレンテやテベスの後ろ(トップ下)で素晴らしい力を発揮するだろう。そして彼は、今ユベントスが狙っているスナイデルよりも足が速く、運動量も多い。コンスタントにチャンスを演出できる選手だしね。私は完璧な選手と捉えているよ。今、彼に必要なのは適切な環境を探すことだ。」
ただ、ムヒタリアン自身は退団に否定的な姿勢を示しているようであるが。可能性はいかに。
関連記事
1/13 ライオラ氏にコンタクト。ムヒタリアン獲得の可能性を探る
1/15 アプローチを受けたムヒタリアン、ユーベの誘いを断る
category:
メルカート