“契約満了までユベントスで最大限を尽くす”
ここ数日間で持ち上がってきた新たな噂が短期間で真実となった。
ユベントスのFWセバスティアン・ジョビンコ（27歳）が今季終了と共にMLS（メジャーリーグサッカー）に所属するトロントFCへ加入することが本日クラブの記者会見により発表された。また、クラブの公式ウェブサイトも同時に伝えている。昨日ジャンルカ・ディ・マルツィオ氏のウェブサイトが20日の記者会見と報道していたものの、予想よりも早い記者会見になったものと思われる。
クラブは正式に明かしていないものの、カナダの日刊スポーツ紙『Toronto Sun』や『Gazzetta Dello Sport』の報道によれば、契約内容は年棒600万ユーロの5年契約になるとのことだ。なお、6月にユベントスとの契約満了を迎え、その後シーズン途中よりトロントFCに加入することとなる。
なお、ジョビンコはこの新たな挑戦に向け、トロントFCの公式ウェブサイトに対しコメントを残したようだ。
「今日トロントFCとサイン出来たことに興奮している。今年の夏が来るまで、僕は前を向いておかなければならない。」
「昔から何度もトロントという都市がいかに素晴らしい都市であるのかを耳にしてきた。そしてここは、これから僕がホームとするに相応しい素晴らしいフィーリングを持つことが出来たんだ。」
「ユベントスとの契約はまだ残っている。僕の最大限を尽くして何か素晴らしいことを成し遂げたいと思っている。」
ユベントスを退団するとの噂が浮上してから、これまでフィオレンティーナやトリノFC、トッテナムやリヴァプールなどいくつかのクラブの関心が伝えられてきた。ジョビンコの代理人を務めるアンドレア・ダミーコ氏も今冬マーケットにおいては、関心を示す様々なクラブとコンタクトを取っていくことを明言していたが、今月で28歳を迎えるジョビンコが選んだ新天地は、大陸を超えたアメリカとなる。ユベントス生え抜きのストライカーとして、これまでいくつものゴールを決めファンを楽しませてきたジョビンコは、今年6月ついにユベントスというホームを離れる。
（Photo：『Torontofc.ca』より）