ブレシアの次期オーナーと噂のピルロ「僕の財政力では」
2015/01/18
“強い絆で結ばれている”ものの難しいとの見解
ユベントスの中盤の核として現在も活躍中のMFアンドレア・ピルロ(35歳)。キャリアにおいては、ユベントスでのスクデット獲得はもちろんのこと、ミラン所属時にはスクデット獲得やチャンピオンズリーグ制覇。また、ワールドカップの舞台においてもイタリア代表で優勝を経験するなど、名実ともに申し分の無い選手であることは間違いない。
そんなピルロは、イタリア北部のブレシア県フレーロ生まれ。地元クラブであるブレシアで育ち、1995年にブレシアでプロデビューしている。過去ブレシアには、“イタリアの至宝”ロベルト・バッジョが所属していたほか、現バイエルン・ミュンヘン監督のジョゼップ・グアルディオラや前ユベントス所属のアレッシオ・タッキナルディなどの有名選手もプレーした経験のあるクラブだ。しかし、現在はセリエBを戦っており、現時点では15位と成績が低迷している。
そして、成績不振に喘ぎ経営に窮しているブレシアの次期オーナーとして噂されているのが、ブレシアをホームとするピルロのようだ。この噂に対し、アンドレア・ピルロは『Ansa』のインタビューで次のように語っている。ピルロは将来的にブレシアに戻ることを肯定するも、オーナーになろうとは考えていないようだ。
「僕の心の中で、ブレシアは将来的な可能性として存在している。ブレシアは、僕にとって強い絆で結ばれているクラブだよ。」
「でも、今ブレシアを助けるために本格的な投資をする必要性が生じているとすると、僕の財政力では到底地元のビジネスマンにも及ばないだろう。」
なお、同じくユベントスに所属するジャンルイジ・ブッフォンは、地元クラブであり、現在レーガ・プロ・プリマ(イタリア3部)に所属するカッラレーゼの経営難を救うため2010年より株主を務めている。ピルロも地元クラブの経営難を救うことに手を貸す日が来るだろうか。
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