冬季マーケットにおける前線の標的はシャチリかザザ
2014/12/27
近づく移籍マーケット。
1月に突入すれば、冬季マーケットにおける様々な噂の真否が浮き彫りになる。今のユベントスにおける主な噂は、バルザーリやカセレス、アサモアが負傷していることから必要性が生じているディフェンス面での補強、そしてチャンピオンズリーグでの躍進を目指した前線の補強に関するものであろう。ヨーロッパ全土がクリスマス休暇に突入している今、メディアにおいてそれらの噂の報道頻度はスローダウンしているようにも見受けられるものの、今もなお注目が集まっているといえる。
ユベントスの本拠地トリノの日刊スポーツ紙『Tutto Sport』は、冬季マーケットにおいて、ユベントスが前線への補強に検討しているのはサッスオーロFWシモーネ・ザザ(23歳)かバイエルン・ミュンヘンMFシェルダン・シャチリ(23歳)のどちらかに絞られたのではないかと報じている。
ユベントスとサッスオーロが共同保有するシモーネ・ザザに関しては、両クラブの間で行われた会談において、サッスオーロが今季終了までの残留の希望を伝えたといわれている。もちろんそれは、同じく共同保有するFWドメニコ・ベラルディ(20歳)や関心を寄せるDFシメ・ヴルサリコ(22歳)も同様である。しかしながら、アッレグリ監督が選手層強化に向けてザザ獲得を希望しているとみられ、およそ1500万ユーロのオファーをサッスオーロに提示する可能性が報じられているのが今の状況だ。もし、ザザ獲得を試みることになれば、構想外となりつつあるジョビンコの放出は避けられないことだとみて良い。
一方のシェルダン・シャチリに関しては、出場機会や自身の成長を考慮した上でバイエルン・ミュンヘンを退団する意向をメディアに対し表明しており、クラブと話し合っているところであろう。その中でアッレグリ監督がシフトチェンジを図った4-3-1-2(または4-3-2-1)への補強に向けシャチリの獲得を希望しているとのことだ。ユベントスはそれに向け既に動いているとみられ、ジュゼッペ・マロッタGFMが既にシャチリの代理人と会談を行ったといわれている。噂される移籍金は2000万ユーロ。ユベントスは1500万ユーロの条件で交渉に臨んでいるとも報じられているが。
1ヶ月の冬季マーケットであらゆる噂が明らかとなり、同時に今後のユベントスの可能性もみえてくる。いずれにしても選手層強化を図ることは間違いないだろう。楽しみである。
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