スコアレスドローも決勝トーナメント進出を決める
2014/12/10
ホームで行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ最終戦(第6戦)。ユベントスはアトレティコ・マドリードと0-0のドロー(勝ち点10)で試合を終えるも決勝トーナメント進出を決めた。なお、一方のオリンピアコスvsマルメの一戦は4-2でオリンピアコスが勝利した(勝ち点9)。
アッレグリ監督は、この試合フィオレンティーナ戦で敷いた3-5-2システムから4-3-1-2システムに変更。トップにはテベスとジョレンテが置かれ、また左SBにはエヴラが入った。また、フィオレンティーナ戦で温存したかに思われたマルキージオは体調不良によりベンチスタート。代わりにペレイラが起用された。
試合は、ユベントスのボール支配率72%という数字が表す通り、試合を通してユベントスが主導権を握っていた。また、ユベントスのシュート本数が11本(枠内4本)、対してアトレティコ・マドリードが6本(枠内3本)と、前回のアトレティコ・マドリードとの対戦と比べ積極的に攻撃をしかけていた。しかしながら、決定機を演出できなかったことが悔やまれる。決勝トーナメントにおける1つの不安要素となりそうだ。また、しっかりと守り質の高いカウンターで危うくゴールを決められそうになる場面(特に前半7分コケのシュート)も見受けられた。しかし、ユベントスはパス回しも含め、終始ディフェンスが安定しており、そこにおける連携は今後の強みとなるだろう。高みを目指すには攻撃面での改善が必要かもしれない。
2得点差をつけグループA首位通過とはならなかったものの、アウェイでの2連敗で一時はピンチの状況であったところから決勝トーナメント進出を達成したユベントスの今季のメンタリティは評価されるべきものだろう。
今季チャンピオンズリーグにおいて良い流れで来ているユベントス。
この重みのある決勝トーナメントの切符を無駄にしないためにも、サポーターの期待を裏切らないためにも、ここから全力で戦っていかなくてはならない。
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