プレビュー : ユベントス vs アトレティコ・マドリード
2014/12/09
日本時間で明日の4:45にキックオフを迎えるグループA最後の戦いとなるアトレティコ戦。
アトレティコ・マドリードは、前回のアウェイでのオリンピアコス戦で決勝トーナメント進出を既に決めているが、一方のユベントスは3位のオリンピアコスと最下位マルメとの一戦の結果を除くと、決勝トーナメントに進出するために少なくとも勝ち点1が必要となっている。また、同時にユベントスは、今回の試合においてアトレティコ・マドリードに2点差以上の勝利を収めることによって、グループA首位での突破を達成することが可能な状況でもある。
しかし、この目標を達成する上で、ユベントスがセリエA第14節となるアウェイでのフィオレンティーナ戦において、決定機を作れずスコアレスドローを喫してしいることが、2点差以上の勝利を挙げることに対する不安要素となっていることも否めない。アトレティコ・マドリードというビッグクラブを相手にした戦いにおいてはなおさらといえるだろう。
ただ、フィオレンティーナ戦において、アッレグリ監督は公式戦7連勝を飾った4バックシステム(4-3-1-2/4-3-2-1)から3-5-2システムに変更。エースであるカルロス・テベスやマルキージオをベンチに置くことで温存を図っていたことが、この目標達成に対しポジティブに捉えるべきポイントであるかもしれない。また、リヒトシュタイナーの出場停止への対策やアトレティコ・マドリード戦への温存を図ったアッレグリ監督であるが、フィオレンティーナ戦の結果を踏まえ、結果を出してきた4バックへの手応えをさらに強めているかもしれない。
予想スターティングメンバーについては、恐らく今回のアトレティコ・マドリード戦において4バックシステムを採用し、フィオレンティーナ戦で温存を図ったテベスとマルキージオが置かれるだろう。また、なかなか調子を出し切れていないエヴラに代わって左SBにはパドインが入り、右SBはリヒトシュタイナーが務めることになるのではないだろうか。
しかし、前線にテベスが置かれる可能性は濃厚とみてよいものの、テベスと前線を組むパートナーに関しては予想しずらい状況だ。フィオレンティーナ戦で先発していたコマンはトレーニング中に起きた筋肉の問題によって未招集であるし、今季出場機会の少ないジョビンコの起用は考えづらい。そうなると、選択肢はジョレンテかモラタという2択ということになるが、このアトレティコ・マドリード戦に今の状況において最大限の力を注ぐアッレグリ監督がフィオレンティーナ戦において温存していたモラタを起用する可能性の方が若干高いとみてよいだろう。
この試合に賭ける思いはアッレグリ監督やマルキージオの記者会見でもみてとれる。
今回の一戦で是非首位でのグループステージ突破を決めてもらいたい。
By Juventus Journal
(Image:『Uefa.com』より)
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