敵地でラツィオに3得点快勝。マルメとの一戦へ(ハイライト)
2014/11/23
11/9以来のリーグ戦となったセリエA第12節となるラツィオとの一戦。ユベントスはスタディオ・オリンピコで3得点を収め、3-0で快勝。首位をキープしている。なお、同日行われたアタランタvsローマは1-2でローマが勝利しており、勝ち点差は3のままだ。
この試合、筋肉の問題によりイタリア代表に召集されなかったピルロが、予想に反してスターティングメンバー入った。一方、チリ代表合宿の影響で1日遅れてユベントスのトレーニングに参加していたビダルがベンチスタート。
試合は、立ち上がりからラツィオが前に押し込んでくる一方、ユベントスはなかなかパスを繋げなかったが、徐々にユベントスが試合の主導権を握るようになると25分に先制に成功する。
攻撃を仕掛けてくるラツィオからボールを奪うと、ピルロが前に走り出していたテベスへ長いパス。テベスが前に運びながらタイミングを見計らって、右サイドに走りこんでいたポグバにロングパスを送ると、ポグバがこれを上手くトラップし、ゴール右を狙ってシュート。シュートは転がりながら美しく決まった。少し飛び出していたマルケッティの動きに合わせた見事なゴールであった。
その後も、先制点を挙げた直後にポグバのシュートがポストに当たるなど、すぐに追加点に迫る場面もあったが、前半を1-0で折り返す。
後半に入っても試合の主導権を握ったのはユベントスであった。
追加点は55分。先制点を見事にお膳立てしたテベスがゴールを決めた。
リヒトシュタイナーの見事なスルーパスに反応したマルキージオが、勢いよく前線にボールを運ぶと、ペナルティエリア付近の左側のスペースでフリーになったテベスへ落ち着いてパス。ボールを受けたテベスがワントラップすると、狙いすましてシュートを放つ。回転のかかったシュートは、マルケッティのセービングをよけるようにしてゴール左に決まって2-0。
3点目のゴールで試合を決めたのは64分。先制点を決めたポグバがドッピエッタをマークした。
ユベントスが相手陣に攻め入る場面で、この日ユベントスの連携の核を成していたピルロが、ペナルティエリアやや外側にポジショニングしていたペレイラに素早い縦パスを送る。パスを受けたペレイラが反転しながら前にスペースの出来たポグバへそのまま繋ぐ。ボールを持ったポグバがフェイントを加えながら左足でシュートを放つと、ゴール左へ綺麗に決まった。マルケッティのタイミングを見事にずらした素晴らしいゴールである。
しかし、試合の行方も既に決まったかと思わされる展開の中で、ユベントスに不運が起こる。
70分にラツィオがカウンターを仕掛ける場面でパドインがファールすると、これが2枚目のイエローカード。やや厳しい判定にキエッリーニやボヌッチが抗議するも、ユベントスは残りの時間を10人で戦うこととなった。しかし、パドインの退場後に入ったDFフェデリコ・マッティエッロ(19歳)もそつなくプレー。さらにマッティエッロが追加点に迫る強烈なシュートを放つなど存在感を見せ、ユベントス全体としても危なげなく守りきり3-0で試合終了。敵地で無失点の勝利を収めた。
次は、チャンピオンズリーグ・グループステージ突破の掛った一戦となるマルメ戦だ。
残るマルメ戦とアトレティコ戦、ユベントスはもう負けは許されない。今見せている勢いをそのままヨーロッパの舞台に持っていてもらいたい。
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