メルカートについて意見を述べたネドベドは、現在のサッリのチームに対する印象について自身の考えを明かした。

「ユベントスには素晴らしい環境があり、大きな目標がある。それに、我々には脈々と受け継がれてきた勝利という歴史がある」

「戦術的に簡単ではない分、難しさもある。しかし、トップチームはいい状態にあるね。何より、各ポジションに重要な選手が2人もいるんだ。非常に強さを感じるし、いい環境だと思っているよ」

また、今夏移籍の噂が絶えないFWパウロ・ディバラについて話が及ぶと、ユベントスの副会長はポジティブな見解を示した。

「ディバラは何の問題も抱えていない。彼は偉大なジョカトーレであり、我々は彼がチームにいることを喜んでいる」

「サッリは、ディバラを“偽9番”のように起用しており、彼も期待に応えている。合流が遅かった分、他の選手達よりも足の軽さはあるが、ここまではいいパフォーマンスをしているね」

ビアンコネーリの「宝石」をこう評価したネドベドは、さらに記者からの「今季の目標は？」という質問に対し、「全てのタイトルを狙いにいく」と力強く話した。

今季の初戦を目前に控え、クラブのレジェンドはユベントスのメンタリティを存分に表現している。

果たして、サッリのいないチームはどのような開幕戦を見せてくれるのか。セリエAの第1節パルマ戦は、現地時間の24日18時（日本時間25日1時）キックオフだ。