FCA会長エルカン、サッリについて言及「彼はユベントスをホームだと感じている」
サッリズモの成功願う
毎年シーズン開幕前にヴィラール・ペローザで行われるトップチームとBチームの一戦には、ビアンコネーリの“伝統”がぎっしりと詰まっている。
現地時間14日に開催されたその「恒例行事」には、アニェッリ家のメンバーでもあるフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)のジョン・エルカン会長も顔を出し、ビアンコネーロの戦士たちのパフォーマンスを注視するのみならず、ファンサービスも行った。
また同会長は試合後、イギリスメディア『Sky Sport Italia』のインタビューに応じ、アニェッリ家にとって重要な町であるヴィラール・ペローザやクラブについて語っている。
「アンドレア(ユベントス会長)や家族、そしてユベントスとこの場所にいることができ、嬉しく思っている。ここでは、ユベントスがどのようなクラブかということを理解するからね」
「多少の変化はあるけど、ここにいることはつねに素敵なことさ」
この夏も素晴らしい雰囲気に満ちた壮行会に大いなる満足感を示したエルカン会長は、今季よりユベントスが目指す新たな方向性について語る。
「メルカートでも多くのジョカトーレの獲得に成功したし、(マウリツィオ・)サッリはこの環境をホームだと感じている。未来のユベントスを見据えているのも良いことだ」
カルチョ界で“王朝”を築いたマッシミリアーノ・アッレグリと異なり、より緻密な戦術にこだわることにも触れた。
「勝利と最高のフットボールを演じることは対立関係にない」
「これについてサッリがベストな解釈し、ピッチに落とし込むと私は確信しているし、彼がここで幸せだと感じていることが最も重要だ」
昨年にFWクリスティアーノ・ロナウド(34)の獲得にも尽力すると、会長職としてFIATの系譜を受け継いだエルカン氏。
インタビューの最後には「つねに我々の最大目標は“勝利”だ」と力強い一言で締めくくった。