チェゼーナ下し4連勝。ビダルの重要性を再認識
ユベントス・スタジアムで行われたセリエA第4節チェゼーナ戦は、ホームのユベントスが3-0でチェゼーナに勝利した。これでユベントスは今季セリエA開幕以来、失点無しの4連勝、安定感のある戦いぶりで王者としての歩みを続けている。
この試合、予想されていた通りビダルが先発出場。一方で当初の予想とは反してリヒトシュタイナーとペレイラが先発に名を連ねた。
3-0で終えたこの試合で活躍したのは完全復帰したばかりのアルトゥーロ・ビダル。
16分にペレイラが放ったシュートをチェゼーナのカッショーネがブロックすると、これが手に触れたという判定を受けてPKを獲得。これまでもPKのキッカーとして任されていたビダルが決めて1-0とする。
2点目が入ったのは63分。先発起用されていたジョビンコがスピードあるドリブルでピッチの中央に攻め込むと、ビダルとのワンツーで最終的にジョビンコに触れたボールがノーマークのビダルの足ものとへ。前にスペースができると、タイミングを見計らいながらペナルティエリアの外からミドルシュート。強烈なシュートは反応が遅れたキーパーの左側を通ってゴールに入った。
ビダルは負傷からの完全復活を証明。同時に3連覇に貢献してきた不可欠な選手としての存在感をも証明した。
一時移籍の噂が立つも、残留を決意した男の重要性を再認識させられる結果となった。
なお、3点目を決めたのは右サイドのリヒトシュタイナー。
中盤でフリーのパドインが前方に空いたスペースへ向かって素早いドリブルを仕掛けると、右サイドを走るリヒトシュタイナーへ絶妙なスルーパス。大きくトラップして一気にペナルティエリアに侵入するとリヒトシュタイナーがそのままシュート。シュートはゴール左へ美しく決まり3-0。
開幕以来失点を許すことなく、無失点で4連勝を飾った。
なお、この試合でチェゼーナに許したシュートはたったの1本。一方のユベントスは29本と、守備面・攻撃面共に実力の差を見せつけることができた。
同日行われたその他の試合に関しては、同じく3連勝中であったローマがパルマを2-1で下しているほか、インテルはアタランタと対戦して2-0、一方でフィオレンティーナとナポリは、それぞれサッスオーロと0-0、パレルモと3-3と引き分けに終わっている。
ユベントスの次戦は9/27(日本時間9/28/3:45キックオフ)、アウェイでのアタランタ戦。過密日程が続く。
プレシーズンより負傷していたピルロがこの試合で復帰できるのか、見どころとなりそうだ。
(Photo:『Juventus.com』より)