伝統のデルビー・ディ・イタリアはドロー! C・ロナウドが値千金の同点弾!
クラブチームでの600ゴールのメモリアル弾
後半は開始からユベントスが押し込む展開がつづき、得点の匂いを感じさせるも試合をふりだしに戻すには至らない。
この一連のプレーで流れに乗りたいイタリア王者だったが49分、アクシデントが襲う。
LSBアレックス・サンドロがベンチに退き、MFレオナルド・スピナッツォーラが送り込まれる。
試合はインテルペースでつづいた58分、FKからトリックプレーでMFイヴァン・ペリシッチが狙うもわずかに外れる。
マッシミリアーノ・アッレグリは試合展開を変えるべく60分、MFブレーズ・マテュイディを下げFWモイーズ・キーンを投入する。
すると直後の61分、MFミラレム・ピアニッチ、WGファン・クアドラードと経由し、カンセロがグラウンダーのクロスを入れる。
このボールをクリスティアーノが合わせる。DFにブロックされるがこの試合、初めての決定機が生まれる。
この直後の62分、ピアニッチのパス交換からクリスティアーノが左足を振り抜くと名手サミール・ハンダノヴィッチが一歩も反応できず1-1。試合をふりだしに戻す。
この得点はクラブチームでの600ゴール目のメモリアルゴールになった。
インテルも70分、ペリシッチがPA内でワンツーで抜け出しシュートを放つもシュチェスニーがファインセーブで弾き出す。
ユベントスも76分にピアニッチ、78分にMFエムレ・ジャンと際どいシュートを連続して放ち、逆転へギアを上げ始める。
負けられないインテルは82分に交代カードを切り終え、ビアンコネーロも86分にベルナルデスキを下げMFマティアス・ペレイラを投入し、カードを切り終える。
交代したユベントスU-23の背番号「10」ペレイラは86分に見事なフリックで起点となり、90分にはゴール前に飛び込むがわずかに合わず逆転には至らない。
伝統のデルビー・ディ・イタリアは1-1のまま終了。しかし、新布陣と期待の新戦力を存分に試したことは今後に繋がるはずだ。
▼試合結果
インテル 1-1 ユベントス
▼得点者
ラジャ・ナインゴラン 7’
クリスティアーノ・ロナウド 62’
著者:J-Journal 山口 努