数的優位を生かしたユベントス、辛勝で欧州5大リーグトップとなる国内8連覇に王手!
ジャンの追加点が貴重な決勝弾に…
後半開始直後、ユベントスにアクシデントが襲う。ピアニッチのブロックがハンドとなり、この日2枚目のイエローカードを提示される。
互いに10人になった試合はオープンな展開になりつつも、最後の部分で気を緩めずに応対する。
しかし61分、インシーニェのクロスをDFジョルジョ・キエッリーニがマークを外してしまいFWホセ・カジェホンに決められてしまう。
この直後、マッシミリアーノ・アッレグリは散漫なプレーがみられたRSBジョアン・カンセロを下げ、SBマッティア・デ・シリオを投入する。
ホームで同点に追いつきたいナポリは、果敢にユベントスゴールに迫る。気を緩めるとシュートに直結する展開がつづく。
奇しくもUEFAチャンピオンズリーグ(CL)アトレティコ・マドリード戦2ndレグに向け、絶好の実戦練習の機会を得る。
この展開にアッレグリはFWマリオ・マンジュキッチを下げ、MFロドリゴ・ベンタンクールを投入。中盤を厚くし、様子を伺う。
しかし81分、ファーに流れたCKから放たれたシュートがLSBアレックス・サンドロの手に当たったとしてビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)に。
主審の判断はハンドの判定。PKのピンチを迎えるがシュチェスニーが読み切り、インシーニェがポストに当て九死に一生を得る。
逃げ切りたいユベントスは85分、ベルナルデスキを下げFWパウロ・ディバラを投入し、攻めきる姿勢をみせる。
後半は10人対10人になり、スタディオ・サン・パオロの雰囲気に乗ったナポリに猛攻を受けたものの辛うじて逃げ切りに成功。
この勝利で両者の勝ち点差は「16」となり、欧州5大(イタリア、イングランド、スペイン、ドイツ、フランス)リーグトップとなる国内8連覇に大きく近づいた。
▼試合結果
ナポリ 1-2 ユベントス
▼得点者
ミラレム・ピアニッチ 28’
エムレ・ジャン 39’
ホセ・カジェホン 62’
著者:J-Journal 山口 努
コメント
強いことは常に素晴らしいことだが、この時点で勝ち点差16とは、もはや興味を失ってしまうレベルかな(苦笑)一昔前みたいにミランと数ポイント差で争ってて、毎試合緊張感のあったセリエAに戻ってほしいと個人的に思います。
クリロナさんがFK蹴らしてくれて良かった。