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ビッグイヤーに向けた“布石”となるか

策士マッシミリアーノ・アッレグリの視線は名将カルロ・アンチェロッティ率いる“南部の雄”との直接対決に向いているが、同時に欧州の舞台における逆転劇のプランを描いている。

もちろんカンピオナートを巡る争いでも3ポイントを目指すことに変わりはないものの、ユベントスは現地時間3日に控えるセリエA第26節・ナポリ戦でも“テスト”を行うかもしれない。

イタリアメディア『TUTTO mercato WEB』は、この一戦ではFWクリスティアーノ・ロナウドとMFミラレム・ピアニッチがともに先発出場が濃厚と伝えている。

また指揮官はWGフェデリコ・ベルナルデスキの起用法について、12日に控えるUEFAチャンピオンズリーグ（CL）ベスト16の2ndレグ・アトレティコ・マドリード戦を視野に入れた上で熟考を重ねている模様。

このイタリア代表を本職のウイングでスタートを迎える可能性を残す中、中盤センター3枚の一角におけるパフォーマンスを確かめる狙いもあるようだ。

そして前節・ボローニャ戦で決勝点をあげたFWパウロ・ディバラやMFロドリゴ・ベンタンクールの出場については、このベルナルデスキのポジションに依存するものとみられる。

今季のCL決勝の地・ワンダ・メトロポリターノで苦杯を舐めたアッレグリであるが、トリノで“奇跡”を起こすべく、すでに「引き出しを増やす」作業を着々と行っていることだろう。