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ユーベ会長は数時間で獲得を容認

ユベントスのスポーツ・ディレクターを務めるファビオ・パラティチが、クリスティアーノ・ロナウド（33）の獲得秘話を明かしている。16日、『TUTTO SPORT』を始め、イタリア主要メディアが同氏の言葉を伝えた。

「この“クレイジー”なアイデアが生まれたのは、ここでの最初の試合（CL準々決勝1stレグ）だ。クリスティアーノがバイシクルシュートで得点し、スタンディングオベーションを受けた試合のときさ」

「その週に彼のエージェント（ジョルジュ・メンデス氏）に連絡を取った。そして彼は、『クリスティアーノはそこで受けた称賛に感銘を受けている。いつかユーベでプレーしたいとも思っているよ』と言っていた」

その後パラティッチSDは、C・ロナウドの代理人メンデス氏とSBジョアン・カンセロの移籍について会談を行っている。その際にC・ロナウドの状況について説明を受けたという。

そして、アンドレア・アニェッリ会長に相談。すると会長は、「話を進めてくれ、チャンスがあるのか様子を見てくれ」と、数時間で獲得に動く意向を決めたようだ。

そこから世紀の移籍は具体的なものとして動き出し、世界的なスターのユベントス移籍が実現した。

パラティッチはこの交渉について「ユベントスやレアル・マドリーのような大きなクラブが交渉をするとき、選手の意欲と代理人のパーソナリティがあれば移籍やビジネスを行うのがより容易になる」と、選手側の意志が強かったことを話している。