ネドヴェドが追い続けた“逸材”

ユベントスは現地時間21日、リバプールからMFエムレ・ジャン（24）獲得を公式発表した。

リバプールとの契約が今夏で切れたこの中盤のハードワーカーは、5月末のUEFAチャンピオンズリーグ（CL）決勝での激闘を経て、フットボーラーとして新たなキャリアを踏み出すべく、カルチョ界への“片道切符”を手にしていた。

そのエムレ・ジャンは現地時間21日午前にトリノへ到着すると、10:30より「J medical」でメディカルチェックを受診。これを問題なくパスし、晴れてビアンコネーロの仲間入りを果たした。

本人は「僕は正式にユベントスの選手となった。ここにいることを待ちきれなかったし、ユベントスでの勝利を強く望んでいるよ。FORZA JUVE！」と語っており、自身の夢が叶ったことに興奮している様子を隠し切れなかったようだ。

なおユベントスは同選手と「2022年夏までの4年契約でサインを交わした」という声明を出している。また背番号はリバプール在籍時と同じ「23」に決定している。

ビアンコネーロのパヴェル・ネドヴェド副会長が惚れ込んだ“逸材”はトリノの地に降り立った。この出来事は、3年以上に及ぶユベントスの執念がついに実を結んだことを意味する。