Pianeta Milan

ベナティア退団も視野に

ミランは危機に瀕している。昨夏、メンバーの大刷新を行ったロッソネロは2億ユーロ以上の大型補強を敢行した。

今シーズンの賞金で、欧州サッカー連盟（UEFA）の定めるフィナンシャル・フェア・プレー（FFP）を避ける算段だったが、叶うことはなかった。

そのためクラブの収支が合わず、UEFAのクラブ・ファイナンシャル・コントロール機関（CFCB）は今月22日にFFP抵触を指摘。

ミランは、今夏おおくの主力を放出し“難”を逃れる構えをみせている。そこでユベントスはかねてより、動向を追っていたDFアレッシオ・ロマニョーリ（23）獲得を検討しているようだ。

このイタリア代表DFにはラツィオやチェルシーといった強豪クラブから狙われており、早急に交渉をまとめることが求められるだろう。

またビアンコネーロは、DFメディ・ベナティア（31）の将来に不安を抱いている。このモロッコ代表CBは、ローマ時代の恩師ルディ・ガルシアが率いるマルセイユに勧誘されている。

ベナティアの後釜を巡ってはこれまで、アトレティコ・マドリードのDFディエゴ・ゴディン（32）とホセ・ヒメネス（23）の名が挙がっており、交渉再開はワールドカップ終了後になる模様だ。

ユベントスは危機に瀕するミランから、若手有望株の一人であり、今後のアズーリをけん引すると目されているロマニョーリを招き入れることができるのだろうか。