――ユルディズとはなにか話しましたか？

「話したよ。ケナンは素晴らしい男の子であり、思いやりのある人間だよ」

「それにナイーブで、選手をふり払いたくて手を挙げてしまったと思う。決して暴力的なふるまいをするような人間じゃない」

「ただ、あのようなプレーはよくあることだし、まったく悪意はなかったと思うね」

「ケナンは良いジョカトーレだし、良い子で、本当にサッカーが好きな男の子だよ」

「こういうことが彼を間違いなく、成長させるんだ。人間としても、ジョカトーレとしてもね」

「実際、ロッカールームでケナンはとても申し訳なさそうに話していたし、勝利をもたらしたチームに感謝の意を表していたよ」

――これからボローニャ戦、ラツィオ戦が待っています。少なくとも1試合はユルディズを欠いて臨むことになりそうですが、どのように臨むつもりでいますか？

「（DFフェデリコ・）ガッティは先日負傷し、（MFトゥーン・）コープマイネルスは深刻な腱炎を患っている」

「ケナンを含め3人とも我々にとって重要なジョカトーレたちだ」

「だが、彼らを欠いたとしても言いわけをするつもりはないよ」