MOM：ユルディズ 【8】
何らかの“呪縛”から解放されたように攻撃的なポジションでキレのあるプレーを披露。25分にはボックス内でデ・ウィンターをかわして角度のないところから鮮やかにゴールネットを揺らした。お馴染みとなったデル・ピエロの舌だしパフォーマンスとともにスタジアムのティフォージを沸かせ、最後までピッチ上で「フオリクラッセ（規格外の選手）」の風格を漂わせている。“トゥドール采配”の恩恵を受けた1人。

ディ・グレゴーリオ 【6】 
後半に一度、ピナモンティのボレーに驚かされたものの枠を外れたことで事なきを得た。試合中に飛んできた3本の枠内シュートも全く問題なし。

ガッティ（27分までプレー）【6.5】
素早い反応でジェノアの攻撃をブロック。13分にはヴェイガを抜き去りゴールへと向かうピナモンティをボックス手前で封じ込めた。その決定的なカバーリングと引き換えに足を負傷。27分にピッチを退いている。

R・ヴェイガ 【6】
前半に一度、ピナモンティとの駆け引きに敗れてピンチを招き、ガッティに助けられた。それでもトゥドールが採用した3CBで中央を務め、最後までジェノアの攻撃をゼロに抑えている。終了間際に試合を決定づけるチャンスを逃したとはいえ…。

ケリー【6】
新システムの中で攻撃参加は限られたものの、左CBとして柔軟に動き、ジェノアの右サイドアタックを跳ね返し続けた。今後、左WBとの連携が求められる。