アッレグリ、マドリー戦を視野に入れるも「目標はリーグ戦」
ナポリとの首位争いに刺激。CLはディティールと運
ユベントスは日本時間の4月1日(現地時間3月31日)、敵地サン・シーロでミランとの重要な一戦に挑む。ミッドウィークに控えるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、レアル・マドリー戦に弾みをつけるためにも是が非でも勝ち星を掴みたいところだ。
このビッグマッチを前にビアンコネーロの指揮官マッシミリアーノ・アッレグリは、記者会見の場で今後への意気込みを語っている。30日、クラブ公式サイトが同氏のコメントを紹介した。
「現在チームは熱意に溢れ、モチベーションも最高の状況にある。今季、実力が発揮できなかった試合はわずか3試合だ。私はそれを悪いとは思わない。4年間で232試合中224試合をこなした。それを軽視することはできないね」
ユーベ指揮官は近年のパフォーマンスを高く評価。とはいえナポリやマドリー戦に関する記者からの質問に対し、チームの目標をしっかりと定め今後に向け入念に準備を進めるその心境を明かした。
「我々は、まだフェラーラでの試合(0-0で終えたSPAL戦)に納得していない。2ポイントを置いて来たんだ。あの試合はボーナスのようなものだった」
「そして明日はミラン戦。彼らは最近10試合で8勝2分。現在は5連勝中だ。いずれにせよユベントス対ミランであり、力の均衡した試合になるだろう。いつものようにしっかりとした準備が必要となる」
「そして、レアル・マドリーについては月曜日から考える。バルセロナと同様に世界的に最も強いチームだが、我々は勝利のためにプレーする。とはいえ目標はカンピオナート(リーグ戦)だ」
ビアンコネーロと共に7連覇という記録達成に野心を燃やすアッレグリ。今季最大の目標であり、重要視するリーグ戦を見据え、その展望について語っている。
「最も重要なのは明日の試合であり、現在だ。ナポリの目標はただ一つ。彼らにはリーグ戦しか残されていないし、来季もパフォーマンスを繰り返すのが難しいことは知っているはずさ」
「だからこそ非常に重要なシーズンであり、彼らはすべてを懸けて挑んでくるはずだ。それが我々にとっては刺激となる」
「CLはディティールと運に左右されるからね。カンピオナートは残り9試合で、5試合をホームで戦える。最優先事項はカンピオナートだ」