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依然として“人気銘柄”であるものの

バレンシアは現在ユベントスからシャルケ04へレンタル移籍中のFWマルコ・ピアツァ（22）獲得に興味を示しているようだ。21日、スペインメディア『Superdeporte』が報じている。

2016年夏にディナモ・ザグレブから2300万ユーロでユベントスに加入したこのクロアチア代表だが、度重なる負傷に悩まされたこともあり、今年1月にシャルケ04へ半年間のレンタルで加入。そのドイツの名門では公式戦での先発出場が4試合と決して出場機会が豊富に得られているとは言えないものの、2ゴールをマークしている。

なお、このレンタル移籍には買取オプションが付帯されておらずシーズン終了後にはトリノに帰還する見込みだが、バレンシアは徐々に復調の兆しを見せているピアツァを目当てにドイツへスカウト陣を派遣していた模様。

またバレンシアは今年2月にユベントスのユースチームでスカウティング・マネージャーを務めていたパブロ・フェルナンデス・ロンゴリア氏を新たにクラブに招聘（しょうへい）しており、この新鋭テクニカルディレクターがピアツァ獲得の鍵を握っているという見方があるようだ。

ユベントスを一時的に離れるという決断を下した理由として、「ワールドカップ・ロシア大会への出場」を掲げていたピアツァ。代理人を務めるマルコ・ナレティリッチ氏もかねてユベントスが偉大なクラブであると考え、これまでも手元に届いた数多くのオファーを却下してきただけに、バレンシアへの移籍の実現可能性は低いだろう。