アッレグリ「まだ何一つ勝ち取っていない」
ユーベ指揮官、2位ナポリを勝ち点「4」差と突き放すも慢心せず
ユベントスは、大雪で延期となっていたセリエA第26節アタランタ戦に2-0と勝利。2位ナポリとの勝ち点差を「4」にまで広げた。指揮官マッシミリアーノ・アッレグリは、ベルガモの雄を相手に危なげなく勝利したチームに賛辞を送っている。14日、イタリア紙『TUTTO SPORT』が、同監督の言葉を伝えた。
「我々は、この勝利について選手達を称えないといけないね。アタランタは素晴らしいチームで、対戦するのは容易ではない。フィジカル面に優れていて、打ち破るのは難しい」
アッレグリは、厳しい日程の中で試合をこなし、難敵アタランタから見事勝ち点「3」を手にしたチームを高く評価している。
今週行われた2試合の結果によりナポリを抜き、カンピオナートで首位に立ったユーベだが、「まだ何一つ勝ち取っていない」と、ビアンコネーロの名将に「油断」という文字は存在していないようだ。
「すでに次の試合のことを考える必要がある。現在のSPALは調子が良いからね。我々は正しい信念とリスペクトを持って彼らに挑まなければならない。それでこそ、勝利の可能性が高まる」
「落ち着いてシーズン終盤をこなしていく必要があるね。熱意を持って、熱狂しすぎずに。ナポリはまだ直ぐそこにいる。つまずくことは出来ない」
さらにアッレグリは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の組み合わせについて言及。また、イタリアサッカーについても自身の見解を示している。
「どのチームとCLで対戦したくないか? 私は8年もバルセロナと対戦している。1年は休めることを願っているよ。レアル・マドリードは好きなチームだ。彼らは技術的にも物理的にも成長を続けているからね」
「またローマの勝ち抜けを称えたい。カルチョ・イタリアーノ(イタリアサッカー)にとっては非常に重要な結果だ。カルチョやイタリア人選手のネガティブな話をよく耳にするが、我々は独自のカルチョ文化を持っているし、イタリアの選手達や我々のカルチョに対するリスペクトがなくてはならない」