「おめでとう、サミュエル！」

今シーズン、ビアンコネーリを率いるティアゴ・モッタ監督は、セリエA開幕戦からサプライズともいえる戦力をピッチに立たせている。

モッタ監督はかねてより、選手選考について「年齢や名前は関係ない」と唱えてきた指導者のひとりだ。

実際、シーズンの重要な一戦となる開幕戦でプレシーズンマッチとトレーニングの姿勢を評価されたFWサミュエル・バングーラを起用。

するとこの20歳のウィンガーは、1G1Aの鮮烈デビューを飾り、指揮官の期待に応えてみせた。

つづくセリエA第2節ヴェローナ戦でもふたつのアシストを記録するなど、今後に注目が集まるライジングスターだ。

FWケナン・ユルディズが戦列に復帰するとベンチスタートになる日がつづいているものの、モッタ監督は先日のナポリ戦以外全試合に出場させている。

指揮官の信頼が厚いバングーラに対し、ユベントスは2028年６月末まで契約を更新したことを発表し、「おめでとう、サミュエル！」と期待と寄せた。

この夏、モッタ監督はクリスティアーノ・ジュントーリFD（フットボールディレクター）とともに、チームに“大変革”を起こしている。

その変革の代名詞ともいえる“新星”バングーラの躍動が、今シーズンのみならず今後の躍進の鍵となりそうだ。