「モッタ監督は、現在イタリア代表で来たるEURO2024に向けて準備しているディ・ロレンツォの電話番号を教えてほしいと（クリスティアーノ・）ジュントーリ氏に頼んだ」

「ユベントスの指揮官は、ナポリのこのディフェンソーレ（DF）とファーストコンタクトを取ることを望んでいた」

「なぜなら、同監督はまだビアンコネーリの指揮官として正式発表されていなかったため、同選手と直接連絡を取ることができなかったからだ」

「そこでモッタ監督は、ディ・ロレンツォに対し、同選手を獲得して特殊である彼の役割からユベントスを再建したいというクラブの意志を改めて伝えた」

このような状況で、ナポリの同カピターノを全力で引き留めようとしているのが、アントニオ・コンテ監督だ。

とりわけ、同指揮官が必死になって同イタリア代表SBの引き留めに取り組んでいる理由は、このナポリの背番号『22』の“優れたユーティリティ性”にあるという。

「もしも3バックで戦いたければ、彼は3バックの一角を務めることができるし、4バックで戦いたければ、サイドバックとして起用することができる」

「それだけではない。ディ・ロレンツォはウイングバックとしてもプレーすることが可能だ」

「よって、優れた指揮官であるだけでなく、賢い人間でもあるコンテ監督は、ディ・ロレンツォの残留を含めすべてを望んでいるんだ」