トリノダービーをホームで落とせないトリノも、後半開始からテンションを高めに攻め込む。一進一退の攻防がつづき、タックルで倒れ込む選手も多数あり、落ち着かない試合展開で時間だけが経過する。

均衡した展開に終止符を打ちたいアッレグリは66分、ついにユベントスの「宝石」FWパウロ・ディバラをピッチに送り込む。第20節カリアリ戦以来のピッチに立つと早速67分、ファーストシュートを放つが、枠を捉えることができない。

背番号「10」の投入で息を吹き返し、攻め込むユベントスは70分、アサモアのクロスにディバラが合わせるも大きく枠を外す。だが復調を感じさせる動きでチームを牽引する。

勝利を確実のものにしたいアッレグリは91分、この試合アシストを記録したベルナルデスキを下げ、SBステファン・リヒトシュタイナーを投入する。

その後も一進一退の攻防を繰り広げたまま試合は終了。ディバラも見事復帰し、公式戦での連勝はCLスパーズ戦でとまったものの、トリノダービーを制し、セリエAでは9連勝を飾った。

著者/Juventus Journal 編集部　山口 努

▼得点者
33’ アレックス・サンドロ