ユベントス、総合力の差を見せつける圧巻の7-0!
後半開始からルガーニを下げ、DFメディ・ベナティアを投入。さらにドッピエッタ(2得点)を記録したケディラを下げ、MFステファノ・ストゥラーロを投入、交代枠を使い切る。
後半開始こそ押し込まれ、慌てるシーンを作られるが落ち着いて応対し、サッスオーロにつけ入るスキを与えない。
その後はマルキージオからマンジュキッチ。FWフェデリコ・ベルナルデスキのミドルシュートなどを見舞うが、相手守備陣の奮闘もあり5点目を奪うには至らない。
それでも63分、密集地帯で巧みにパス交換したイグアインが一瞬抜け出すと右足を振り抜く。このボールは豪快にネットを揺らし、5点目を奪ってみせる。
さらに得点を狙うユベントスは69分、ベルナルデスキがドリブル突破。ゴール正面からミドルシュートを狙うが大きく枠を外してしまう。多くの攻撃陣が負傷者離脱する中、アピールには至らない。
大量リードにも手を抜かないビアンコネーロは74分、マルキージオの“タッチダウンパス”にイグアインが反応。GKをかわし、落ち着いて流し込み6-0。
さらに76分、ドリブル突破からミドルシュートでゴールを狙うが、これは大きく枠を外してしまいトリプレッタ(3得点)ならず。
第22節キエーボ戦、コッパ・イタリア準決勝と連続得点し、絶好調の“とき”にある背番号「9」がまたしてもネットを揺らす。83分、ベルナルデスキとパス交換。
ゴールに迫ると飛び出してきたGKをあざ笑うかのように、巧みにボールを浮かしトリプレッタを達成。ユベントス加入後、初のハットトリックを記録する。
この大勝劇に主審もアディショナルタイムをとらず終了。主力選手の大量離脱で危惧された試合は、その不安を払拭する7-0の大勝劇。この結果、公式戦10連勝を飾った。
著者/Juventus Journal 編集部 山口 努