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盟友ケディラの存在が鍵

アーセナルに所属するMFメスト・エジル（29）は今年6月に契約が満了する。そのため今冬にもマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が噂されている。だが、移籍が成立しなかった場合にはユベントスが獲得に動きそうだ。7日、イタリア紙『Corriere dello Sport』が伝えている。

エジルはかねてよりアーセナルを離れたがっており、レアル・マドリード時代に師弟関係だったジョゼ・モウリーニョ監督が現在率いるユナイテッドも同選手獲得に興味を隠していない。“赤い悪魔”が提示した移籍金は4000万ユーロといわれている。

報道によれば、即決するかと思われた交渉は難航しているようだ。理由として現在29歳のエジル自身が「新たな挑戦」を考えているようだ。このドイツ代表MFはすでにドイツ、スペイン、そしてイングランドと異なるリーグでタイトル獲得に貢献しており、イタリアでのプレー経験だけがない。

そして、その最有力候補とされているのが過去に獲得に乗り出したとされるユベントスだ。現在6連覇中のイタリア王者には盟友サミ・ケディラが所属しており、ユナイテッドとの交渉が破談となった場合、来夏にはフリーで加入が予想されている。

アーセナルは昨シーズン、プレミアリーグを5位で終え、このため19年連続で獲得しつづけたUEFAチャンピオンズリーグ（CL）出場権を逃した。チームを率いるアーセン・ベンゲル監督は批判の矢面に立たされていたが今シーズンも指揮を執っている。

迎えた今シーズンも現在5位。不振がつづく要因としてエジルやFWアレクシス・サンチェスといった主力がフランス人指揮官に嫌気をさしており、移籍を懇願する選手が続出し、チームも分裂状態といわれている。このため今冬もしくは来夏には多くのビックネームが市場に出回ることが予想されている。