ディバラ、復活のドッピエッタ! 年内最終戦を勝利に導く
試合を早々に終わらせたいユベントスは後半開始から、この試合20歳ながらまずまずのプレーをみせていたMFロドリゴ・ベンタンクールを下げ、FWフェデリコ・ベルナルデスキを投入。システムも4-3-2-1から4-2-3-1にチェンジする。
後半もなかなかフィニッシュまで持ち込めないが58分、ベルナルデスキがミドルシュートを放つもGK正面に終わる。同分、マテュイディの不用意の横パスをカットした元ユベントスのDFマルティン・カセレスにミドルシュートを決められ、追加点を奪いたかったが逆に同点弾を献上してしまう。
スクデットをほぼ確定させるといわれる「冬の王者」を今シーズンは2シーズンぶりにナポリに譲り、敗戦だけは免れたいユベントスは攻撃もやや単調になり始める。
また、ビアンコネーロを率いるマッシミリアーノ・アッレグリにとっても監督キャリアでヴェローナには未勝利と、不穏な空気が漂いはじめる。しかし、その流れを一変させたのはFWパウロ・ディバラだった。
72分、この試合ミスが目立っていたSBステファン・リヒトシュタイナーがカセレスと激しく接触しながらも、グラウンダーのクロスを送ると背番号「10」が右足一閃。勝利を手繰り寄せる勝ち越し点を奪取する。
この接触でスイス代表SBは負傷。DFアンドレア・バルザーリを投入する。この交代で、守備にも、メンタル面でも安定感が出始めた77分、ディバラが今度はドリブルで持ち込み、右足を振り抜くとドッピエッタを達成する。
万全を期したいユベントスは81分、この日は不調だったFWマリオ・マンジュキッチを下げ、MFクラウディオ・マルキージオを投入する。その後は攻め込むも追加点を奪えず、試合終了。
年内最終戦は苦しんだものの、エース・ディバラの復調も感じさせるドッピエッタで勝ち越した。この勝利は、来年1月4日(日本時間)に開催されるコッパ・イタリア準々決勝“トリノダービー”に向け、弾みをつけるものとなったはずだ。
著者/Juventus Journal 編集部 山口 努
コメント
やっぱりディバラ!!
やっぱりエース!!
この華やかさ誰にも止められない!!
Forza Dybala e juventus!!