オリンピアコスに2−0の完勝! CL2位通過でベスト16へ
アッレグリの采配が光る勝利
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ最終節オリンピアコス戦がヨルギオス・カライスカキスで行われ、アウェイに乗り込んだユベントスが2−0で勝利した。
戦前の予想どおり、GKジャンルイジ・ブッフォン、DFジョルジョ・キエッリーニ、MFミラレム・ピアニッチを欠いて挑んだユベントスは、今シーズンのCL初勝利をホームのファンにプレゼントしたいオリンピアコスの鋭い出足に苦しむ。
徐々にプレッシャーをかいくぐり始めだしたビアンコネーロは15分、MFブレーズ・マテュイディのロングボールに抜け出したLSBアレックス・サンドロがゴール前に鋭いクロスを送る。
このボールにRWGファン・クアドラードだけが反応し、待望の先制点奪取に成功する。畳みかけたいユベントスだったが、ホームで負けられないオリンピアコスもその後は集中した守りで凌ぐ展開がつづく。
攻めたてるユベントスだが、ラストパスが精度を欠き決定的なシーンを作れないでいると42分。CKから決定的な場面を作られるが負傷のブッフォンに代わりピッチに立ったGKヴォイチェフ・シュチェスニーが素晴らしいセーブでこれを凌ぐ。
前半終盤に少し足を気にしていたDFメディ・ベナティアだったが、選手交代なく後半へ。追加点を奪い、試合を終わらせたいユベントスだがオリンピアコスの時折みせる鋭い攻撃に肝を冷やす。
後半開始から投入されたMFマルコ・マリンの対応が遅れ、なかでも58分、スルーパスに抜け出され連続してピンチを招くがシュチェスニーの冷静な対応で事なきを得る。
徐々に主導権を奪われ始め、流れを変えたいマッシミリアーノ・アッレグリは62分、この試合低調なパフォーマンスだったFWパウロ・ディバラを下げ、戦況を打開すべくMFピアニッチを送り込む。
さらに70分、週末のイタリアダービーに向けDFアンドレア・バルザーリを下げ、DFダニエレ・ルガーニを投入。緊張感のある大舞台での経験を積む絶好の機会を得る。
両チーム、間延びしはじめた82分。ユベントスの右サイドを破られると決定的な場面を作られるが、変わったばかりのルガーニが体を投げ出しブロック。ボールはゴールポストを叩き九死に一生を得る。
追加点が欲しいユベントスは84分、疲れのみえはじめた殊勲のクアドラードを下げFWフェデリコ・ベルナルデスキを投入。すると87分に見事なミドルシュートを放つもののGKがセーブ。
止まらない背番号「33」は90分、カットインから左足一閃。CL初ゴールを叩き込み、勝負は決した。この結果、ユベントスはグループリーグ2位通過が決定し、CLベスト16に駒を進めることとなった。
著者/Juventus Journal 編集部 山口 努
コメント
ベルナルデスキが、決めたので嬉しいです。
取り敢えずホッとした。2位通過だけど少なくともレアル、チェルシー、バルサ、バイエルンと当たらないから良しとすべきかな。