ジュントーリ氏は、数多くの選手を発掘し、安価で獲得してきたプレイヤーの価値を何倍にも高め、ナポリをスクデットへと導く強豪チームへと作り上げた功労者の1人だ。

しかし、それらすべてが同氏の功績ではないという。

中でも、昨シーズンに大活躍をしたFWクヴィチャ・クワラツヘリアの獲得に関する裏話について、同ナポリの会長は次のように明かした。

「『ジュントーリがクワラ（クワラツヘリアの愛称）を発掘した』とよく言われるが、それは真実ではない」

「クワラの獲得を勧めたのは、私の息子であるエドアルド（副会長）だ。それからマウリツィオが視察し、ジュントーリの耳に入ったんだよ」

続けて、デ・ラウレンティス会長は、「人生では、ハズレを引くこともあればアタリを引くこともある」

「ジュントーリは、このチームに相応しいプレイヤーを数多く的中させることができたが、それと同じくらい期待外れで終わったプレイヤーもいるんだ」

「とはいえ、私はそれらの選手の数を数えているわけではないし、それを踏まえて『ジュントーリの価値はいくらだと思うか？』と尋ねているわけでもない」

「私はただ、ジュントーリは、驚いたことにユベントスへ働きに行ったプロだと言っているだけだ」と締めくくった。