「選手の行動をコントロールすることは難しい」

スポーツ法に精通するイタリア人弁護士のマッティア・グラッサーニ氏が、今回起きた賭博スキャンダルについて見解を述べた。

イタリアメディア『TuttoJuve』が13日、同国メディア『TMW Radio』の番組『Maracanà』で話した同氏のコメントを伝えている。

――選手がカルチョの試合に賭けていたことをクラブが知っていた可能性はありますか？

もしもクラブがそのことを知っていながら見て見ぬ振りをしていた場合、どのようなリスクを負いますか？

「今日では、たとえどんなにしっかりと組織されたクラブであっても、選手の行動をコントロールすることは難しい」

「彼らは、合宿中の部屋でもプライベートでも、自由に使えるハイテク機器を使ってあらゆることを検索することが可能だ」

「これは、明らかにクラブが過去と比べて選手たちの行動をよく知らないことを証明する最も有力な事実だよ」

「よって、現状ではクラブが処罰を受ける可能性は限りなく低いと考えている」

「なぜなら検察当局は、クラブが監視を怠り、必要なチェックをするためにしなければならなかったことをしなかったということをちゃんと証明する必要があるからだ」