キエッリーニ「ユベントスは家族だ」
20年以上遠ざかる欧州制覇に向けて意気込む
ユベントスの最終ラインを統率するDFジョルジョ・キエッリーニが、『UEFA』のインタビューでクラブに対する思いを打ち明けている。20日、『UEFA』公式サイトが、同選手のコメントを紹介した。
キエッリーニは、10月のセリエA第7節アタランタ戦で、ユベントスでの公式戦出場を441試合に伸ばし、歴代出場数でトップ10入りを果たした。今季で13年目を迎えた同選手は、ユベントスについて「今や家族だ」と話す。「ユーベは僕の一部であり、僕がユーベの一部でもあるね」と、クラブがかけがえのない存在であることを示した。
クラブの歴史に名を刻んだ同選手は、「ここで数カ月ほど過ごした人たちは、実際に何かしら違いがあることに気付くだろう」と、ユベントスというクラブに、特別な空気が流れていると語る。「ユベントスには、すべての物事にベースとなる重要な考え方があり、それが代々受け継がれているんだ」と、仕事に対する姿勢がクラブに根付いていることを明かした。
またユベントスのティフォージ(サポーター)について聞かれると「僕はこのユニフォームのために全力を尽くしてきた。そこが評価されていると思うよ」と、ユベンティーニとの関係が素晴らしいものだと感じている。また「新スタジアムができて、特に重要な試合で特別な感情を抱くようになった」と、アリアンツ(ユベントス)・スタジアムが、パフォーマンス向上の後押しになっているとも語った。
「ティフォージからは、“20年以上離れている(UEFA)チャンピオンズリーグのタイトルを掲げたい”という思いを感じる」と打ち明け、「出来るだけ早く、この喜びをユーベに関わる人たちに与えられることを願っている」と、欧州制覇への意気込みを述べた。
ビアンコネーロの一員として重要な役割を担うキエッリーニ。今季こそ、ホームにビッグイヤーを持ち帰るため、彼の最良のパフォーマンスを周囲は期待していることだろう。まずは水曜日に行われるトリノでのバルセロナ戦が、目標に向けたリスタートの場となる。