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ユーベ加入は選手の決断次第か

リバプールのユルゲン・クロップ監督はクラブの公式記者会見にて、かねてユベントスが獲得を狙っているMFエムレ・ジャン（23）の去就に触れている。

このドイツ代表は今季終了後にクラブとの契約が切れるものの、未だに契約延長に向けた動きは見られない。一方、ユベントスはエムレ・ジャンの代理人に接触するなど、すでに来夏フリーでの獲得に乗り出している。

「現段階で彼に関する新たな動きはないし、この件に関して何も問題はない」

「今できること？ 『これが大問題であり、早急に解決しなければならない』と叫び、選手やクラブにプレッシャーをかけることだろう。ただこのやり方はナンセンスだし、我々は彼の契約を尊重しなければならない」

「もちろん彼は来年5月に新契約にサインすることもできる。もし彼が今シーズンでクラブを離れると決断するならば、我々はその決断を変えることはできない」

エムレ・ジャンの去就について、選手の意思に委ねる姿勢を見せたクロップ監督。この会見で発したコメントにより、ユベントスは獲得へ大きなステップを踏んだという見方ができる。「フリー獲得」に定評のあるジュゼッペ・マロッタGMをはじめとするクラブ首脳陣の手腕が試される瞬間（とき）はもう目前に迫っている。