「俺たちは二人とも、それぞれローマとユベントスのために頑張ろうと思っていたのさ」

「俺たちはいつだってお互いを尊敬してきたし、ピッチの外でも俺たちはお互いを心からリスペクトしていたよ」

チームのバンディエラが、引退後に長年在籍したクラブに幹部として復帰することはよくあることだ。

しかし、ピッチで成功してきた彼らが、クラブ幹部としても常に成功を収められるとは限らない。

例えば、最近ではミランのバンディエラだったパオロ・マルディーニ氏がテクニカルディレクターを退任。

もちろんそれは、2019年にローマのクラブ幹部を辞任したトッティ氏にも言えることだ。

そのことについて、このローマの元キャプテンは、「クラブ幹部に転向した時に自分の意見を言う機会がなく、自分が邪魔な存在であることに気づいたんだ」

「ローマから去ることは簡単ではなかったけど、そのことについて数カ月に渡って考えていたよ」

「俺は信頼されていなかったし、プロジェクトの一員でもなく、マスコット、つまりトッティを演じていただけだった」

「必要な人間になれると思っていたけど、まだ未熟だったからか、彼らは俺をテーブルの中心に座らせようとはしなかったよ」