伊人記者、スポーツ裁判の判決について分析「ユベントスが受けた真の経済的損害は…」
2023/06/04
「今夏にコスト面の見直しを迫られるのは間違いない」
最終的に、勝ち点10のはく奪処分と71万8240ユーロの罰金処分を受ける形でキャピタルゲインと不正給与支払いに関するスポーツ裁判に終止符を打ったユベントス。
とはいえ、これからUEFA(欧州フットボール連盟)が、この件に関してビアンコネーリに処分を下すかどうか様子を見てみる必要がある。
その間にも、イタリアの日刊経済紙『Il Sole 24 Ore』のマルコ・ベッリナッツォ記者が、この2件の裁判の判決について分析した。
イタリアメディア『TuttoJuve』など複数メディアが1日、同国メディア『Radio Bianconera』の番組『La Juve in Gol』で話した同氏のコメントを伝えている。
「この2つの裁判の判決には不可解な点が多い。とりわけこれは、同じ目に遭うおそれがあるチームやあらゆるチームのサポーターに対して不信感を抱かせるものだ」
「これまで散々『重罪』だと書かれてきた記事を読んだ後に先日出された判決を見ると、明らかに罪と罰の釣り合いが全く取れていないことが分かる」
「最近では、スポーツ裁判において純粋に法的な観点から裁かれるケースがどんどん減ってきているよ」
「それは、今日の現代フットボールが直面しているような複雑な問題を扱える能力がなくなってきていることがそれを証明している」